進学指導特別推進校の学力レベルを比較
東京都立高校の中で平成30年4月1日からの進学指導特別推進校に指定された7校について学力レベルを比較してみました。
進学指導特別推進校とは、進学実績などをもとに教育委員会が指定するもので、最上位の「進学指導重点校」に次ぐランク付けとなっているグループです。
進学指導特別推進校には、これまでは6校(小山台、駒場、新宿、町田、国分寺、国際高校)が指定されていましたが、平成30年から始まる新しい期間では小松川高校が追加されました。
センター試験での得点が8割以上の受験者の割合(現役生)
センター試験を受けた人のうち得点が8割以上だった受験生の割合です。
学校名 | 平成29年度 | 平成28年度 | 平成27年度 |
---|---|---|---|
小山台 | 22.3 | 10.3 | 11.2 |
駒場 | 25.6 | 8.9 | 7.5 |
新宿 | 27.5 | 19.7 | 15.4 |
町田 | 16.3 | 9.8 | 8.5 |
国分寺 | 22.7 | 12.0 | 13.7 |
国際 | 11.8 | 18.2 | 15.0 |
小松川 | 19.0 | 7.1 | 14.4 |
- 単位:%
- 出所:東京都教育委員会「都立高校における進学指導重点校等の指定について」
過去3年ともこのグループで最も高いのは都立新宿高校です。
平成29年度の27.5%は、上位グループにあたる「進学指導重点校」の都立青山高校(25.3%)や都立立川高校(21.0%)を上回ってします。
また、この3年間の伸び率という点では都立駒場高校が7.5%(H27)→8.9%(H28)→25.6%(H29)と高くなっています。
難関国立大学等への現役合格者数
ここでの難関国立大学等とは、東京大学、一橋大学、東京工業大学、京都大学、国公立大学医学部医学科を意味しています。
学校名 | 平成29年度 | 平成28年度 | 平成27年度 |
---|---|---|---|
小山台 | 5 | 4 | 7 |
駒場 | 2 | 0 | 3 |
新宿 | 12 | 9 | 5 |
町田 | 4 | 3 | 2 |
国分寺 | 8 | 8 | 3 |
国際 | 0 | 1 | 1 |
小松川 | 4 | 2 | 0 |
- 単位:人
- 出所:東京都教育委員会「都立高校における進学指導重点校等の指定について」
ここでも目立つのは新宿高校の多さです。
平成27年度から5人→9人→12人と順調に合格者数を増やしています。