都立高入試社会での地理、歴史、公民配点割合(過去問分析)
都立高入試の社会の問題での地理、歴史、公民の出題割合と配点割合を計算しました。
単純に3分の1ずつというわけではありません。
都立高の入試問題は傾向がはっきりしていますので、受験勉強の参考にしてみてください。
地理が最も多く、歴史が最も少ない
平成28年に行われた都立入試社会の問題を分析すると分野別の割合は下記の通りでした。
地理 | 歴史 | 公民 | 合計 |
---|---|---|---|
8問+1問 | 5問 | 5問+1問 | 20問 |
45点 | 25点 | 30点 | 100点 |
ややこしい書き方になっていますが、地理と公民の複合問題のようなものが2問あります。
このため、半分ずつで計算して、それぞれ「+1問」として記載しています。
地理と公民の複合問題というのは、大問【6】に出題されるもので、国際的な問題について統計データなどをもとに出題されるものです。
日本地理と世界地理
こうしてみると地理が配点で半分近く(45点分)も占めています。
これは日本に関する問題と世界に関する問題があることの影響です。
大問【2】が世界地理、大問【3】が日本地理となっています。
ともに、3問ずつで1問5点なので15点分になります。
歴史と公民の位置づけ
意外なのは歴史の少なさ。
社会の全20問中のうち歴史の問題は5問(25点分)で4分の1に過ぎません。
社会というと歴史の勉強と思っている人は気をつけましょう。
都立入試では公民よりも出題数、配点とも少なくなっています。
中学3年になってから学校で習うこともあるので、後回しになりがちなのが公民です。
歴史よりも出題数、配点が多いので、しっかり勉強しておくことが必要です。
上記の結果は平成28年の問題に対して行った分析結果ですが、平成27年の問題でも結果は同じでした。これを参考に受験勉強の計画を立ててみてください。