内申点が足りない都立高受験生向けの逆転勉強法
内申点が足りなくて困っている都立高受験生向けに都立合格のための逆転勉強法を紹介。
内申点が足りなくても致命的なわけではない
都立高の合否判定は入学試験と内申点の総合成績で行われます。
このため●●高合格には内申点が最低でも▲▲点は欲しいなんて言われますが、必ずしもそうではありません。推薦の場合は、内申点の最低基準が決まっていますが、一般受験は違います。
内申点が低くても、入学試験で高得点を取ることができれば、合格可能なのです。
しかも、都立高校の入学試験は勉強法次第で高得点をとることができます。
内申点が低いからと言って、あきらめる必要はないのです。
逆転勉強法のための戦略(過去問を知る)
ただし、頑張って勉強すればイイというものではありません。
高得点を取るためには、傾向と対策が必要です。
都立高校の入試問題はどのような問題が出されるのかの傾向が決まっています。
過去問を見たことがない人は、まずは過去問を見てください。
毎年、同じ形式で出題されていることがわかると思います。
この出題形式にあわせた勉強に集中することで高得点が可能というわけです。
具体的には、3つの勉強方法があります。
逆転勉強法1:数学【1】と公民分野で稼ぐ
都立高入試で傾向が最もはっきりしているのが数学の大問【1】。
計算問題で、ここだけで40点分(100点満点)の配点があります。
まずはココで点数を確実に稼げるようにしましょう。
問題は数字や記号が変わっているだけのようなものが中心です。
過去問で確認してみてください。
正答率をみると意外と取りこぼしている人も多いのでチャンスです。
さらに、社会では公民分野で得点を稼げます。
社会の試験は地理、歴史、公民の3分野から出題されます。
注意したいのは、それぞれ3分の1ずつではありません。
実は公民の配点が意外と高いのです。
(詳しくはこちらで⇒都立高入試社会での地理、歴史、公民配点割合(過去問分析))
中学で勉強した順番で、地理→歴史→公民と受験勉強もしてませんか?
受験勉強は出るところを重点的にやるのが効率的です。
しかも、公民は地理、歴史よりも教科書や参考書が薄く覚えることも少ないのがメリット。これを後回しにしてしまうのは効率的ではありません。
しっかり公民で稼ぐことを意識した勉強をしましょう。
逆転勉強法2:理科で差をつける
ほかの受験生と差をつけるために必要なのが理科です。
正答率でもっとも差が出るのが科目だからです。
塾での勉強だと数学や英語がメインになりがちですが、理科を忘れてはなりません。
(実際には忘れてる人が多いので差がつく)
スタディサプリ中学講座での単元別の動画授業を一通り視聴するぐらいが勉強量の目安です。
チェックしてみてください ⇒ スタディサプリ
逆転勉強法3:漢字読み書きを無駄にしない
都立高入試では、国語の漢字の読み書きで配点が20点分あります。
(読みで10点、書きで10点。ともに2点×5問)
この問題は、しっかり準備すれば満点が可能です。
20点ぐらいと思ってムダにしてはイケません。
国語の問題で確実に点数が稼げるものは貴重です。「毎日コツコツ」「集中的にトレーニング」どちらでもいいので自分にあった方法で勉強しておきましょう。
国語は都立高入試の1科目目(1時間目)の試験です。
その中でも、漢字読み書きは最初の出題(大問【1】)。
ここで手ごたえがあると、心理的にラクになり、気分よくほかの問題や科目にも移れます。
野球で言えば先発ピッチャーが立ち上がりを三者凡退で抑えたようなもの。
野球のたとえがわからない人はゴメンナサイ。
最初が肝心ということです。
20点だからと言ってバカにしないで、しっかり勉強しておきましょう。
そうすることが、逆転合格につながります。