受験生向けに都立高校入試の仕組みを解説しています

都立高校一般入試の仕組みを解説

東京都立高校の一般入試の仕組みについて受験生と保護者向けに説明しています。
都立高校は推薦入試制度もありますが、ココで説明しているのは学力検査による一般入試です。

 

保護者の方が受験したときとは、選抜方法が変わっている部分もあるので注意してください。

 

学力検査と調査書の総合成績で合否判定

都立中学校の入学者選抜は、学力検査(いわゆる入学試験)と調査書(中学校の成績、内申点)の総合成績で合否が判定されます。

 

学力検査と調査書の点数の割合は、7(学力検査):3(調査書)
ただし、6:4、5:5となる場合もあります。

 

6(学力検査):4(調査書)となるケース
  • 芸術及び体育に関する学科
  • 定時制の分割前期募集・第一次募集(学校による)
  • 全日制の分割後期募集・第二次募集

 

5(学力検査):5(調査書)となるケース
  • 定時制の分割後期募集・第二次募集(学校による)

 

学力検査(入学試験)は5科目(英数国理社)が基本。
一部の学校・学科では3科目(英数国)です。

 

5科目実施の場合、基本的には全科目同じ配点(100点満点)になりますが、深川高校外国語学科など一部の学校では英語を2倍などの傾斜配点が行われます。

 

内申点(調査書)の計算方法

都立高校の入試で採用される内申点(調査書)は中学校3年生のときの1学期、2学期の成績が対象となります。1年生、2年生のときの成績は関係ありません。

 

5段階評価の評定をもとに計算されますが、学力検査にある科目(5科目入試なら英数国理社)とそうでない科目(音楽、美術、技術家庭、保健体育)で計算方法が異なります。

 

学力検査にある科目(英数国理社)は評定(1〜5)を1倍。
学力検査にない科目(音楽、美術、技術家庭、保健体育)は評定を2倍します。

 

学力検査をしない科目は内申点に重みをつけるというわけです。
このため3年生になってからは、入試にはない科目の勉強も重要となります。

 

入試に関係ないからと言って実技教科で手を抜かないようにすることが大切です。

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