都立トップ校(日比谷、西、国立高)の受験倍率データ
都立トップ高校と呼ばれる、日比谷高校(千代田区)、西高校(杉並区)、国立高校(国立市)の受験倍率を過去5年の推移とともにまとめました。
都立トップ校の最新受験倍率
平成28年入試では、日比谷高校の男子枠の受験倍率が前年(H27年)の2.43倍から1.81倍に大きく下がりました(募集人員133人に対し、241人が受験)。
日比谷高(男子)の受験倍率は前年までは2倍超が続いていたのですが、平成28年は過去5年ではじめて2倍を下回りました。
最終応募段階での応募倍率は、2.52倍と西高(2.12倍)や国立高(1.81倍)より高かったのですが、受験を辞退した人が多かったため、受験倍率が下がりました。
ちなみに、日比谷高の女子枠の受験倍率は、1.83倍(平成28年)で、過去5年とほぼ同じ水準となっています。
西高、国立高は男子が前年と比較すると、若干倍率が低下(西1.77倍→1.64倍、国立1.71倍→1.66倍)し、女子は西高が上昇(1.34倍→1.5倍)したのに対し、国立高は1.73倍から1.69倍に低下しました。
都立高校全体(普通科、コース制・単位制以外)の受験倍率は1.44倍(平成28年)で、これは前年の1.43倍とほぼ同じ水準でした(平成25年、26年も1.43倍)。
倍率が低下したのは都立高全体の傾向なのではなく、トップ校の特徴のようです。
なお、倍率が低下した翌年は反転して上昇することもあるので、注意が必要です。
都立トップ校の受験倍率データ
男子
高校名 | 平成28年 | 平成27年 | 平成26年 | 平成25年 | 平成24年 |
---|---|---|---|---|---|
日比谷 | 1.81 | 2.43 | 2.28 | 2.34 | 2.42 |
西 | 1.64 | 1.77 | 1.93 | 1.86 | 2.31 |
国立 | 1.66 | 1.71 | 1.67 | 1.95 | 1.68 |
女子
高校名 | 平成28年 | 平成27年 | 平成26年 | 平成25年 | 平成24年 |
---|---|---|---|---|---|
日比谷 | 1.83 | 1.97 | 1.63 | 1.98 | 1.96 |
西 | 1.34 | 1.49 | 1.58 | 1.61 | 1.56 |
国立 | 1.73 | 1.74 | 1.44 | 1.93 | 1.63 |
(参考)平成28年募集人員
高校名 | 男子 | 女子 | 合計 |
---|---|---|---|
日比谷 | 133 | 121 | 254 |
西 | 133 | 120 | 253 |
国立 | 133 | 120 | 253 |
(データ出所:東京都教育委員会ホームページ)