都立そっくりテストはどのぐらい入試本番とそっくりか?
都立高校受験生にとっては定番の公開模試が「都立そっくりテスト」です。
都立高入試問題と「そっくり」というのがウリですが、どのぐらいそっくりなのでしょうか?
塾業界は合格者数など大げさに発表することもあるので、不安ですよね。
そこで、どのぐらい本番のテストと似ているのか調べてみました。
同じ問題が出るのは宝くじに当たったようなもの、ただし形式はそっくり
そっくりテストだからと言って、入試本番でも同じ問題が出ることはまずありません。
100%ないとは言い切れませんが、同じ問題が出るのは宝くじに当たるような確率です。
ただし、テスト形式はそっくりです。
形式というのは、例えば国語なら漢字の読み書きが何問あるといったもの。
いわゆる出題形式は、どの科目も確かに本番の入試と「そっくり」です。
出題形式が「そっくり」にできる理由
出題形式が「そっくり」にできるのには理由があります。
それは、都立高校入試の出題形式が毎年同じだからです。
国語なら漢字読み取り・書き取りがそれぞれ各2点×5問。
数学なら大問【1】の計算問題が5点×8問。
といったように、全科目とも入試の出題形式が決まっています。
このため、コレを真似すれば「そっくりテスト」になるというわけです。
もちろん、「来年から出題形式が変わる」ことがないとは言えません。
ただし、過去の傾向を見るとその可能性は極めて低いと考えられます。
2017年度の「都立そっくりテスト」日程
参考までに2017年度の「都立そっくりテスト」日程は下記のとおりです。
- 6月 4日(日)
- 7月 9日(日)
- 8月27日(日)
- 9月10日(日)
- 9月24日(日)
- 10月15日(日)
- 10月22日(日)
- 10月29日(日)
- 11月 5日(日)
- 11月19日(日)
- 11月26日(日)
- 12月 3日(日)
- 12月10日(日)
- 12月17日(日)
- 1月 7日(日)
- 1月 8日(祝)
- 1月14日(日)
都立そっくりテスト当日の注意点、服装など
都立高校の入試は入学試験と内申点による総合成績で判定されます。
このため「そっくりテスト」での志望校合格判定でも内申点を使用します。
テスト当日に自己申告することになるので、テスト会場に自分の9科目の最新の成績(5段階評価でいくつか)をメモして持っていきましょう。正確な合否判定に必要です。
そっくりテスト当日の服装が気になっている人がいるようですが制服、私服のどちらでもOKです。入試が近づくにつれ、本番と同じ環境に慣れるために制服で受験する人が増えるようです。