都立青山高グループ作成問題の配点、問題数を分析
都立高校共通問題ではなくグループ作成問題で入試を行っている都立青山高校の問題数や配点がどうなっているのかを平成28年の過去問から調べてみました。
グループ作成問題が使用されるのは、国語、数学、英語の3科目です。
理科と社会は都立高校共通問題を使用しています。
都立青山高のグループ作成問題(H28年国語)
最初に漢字の読み書きがあるのは都立共通問題と同じ。
2点×5問ずつの合計20点分と形式(配点と問題数)は同じですが問題は異なります。
読解問題は大問で3つ。出典は下記の通りです。
- 小川糸「サーカスの夜に」
- 池上哲司「傍らにあること」
- 森朝男「読みなおす 日本の原風景」
読解問題の中には記述式の回答が2ヶ所あります。
- 200字以内
- 10字抜き出し
200字以内の問題は配点が12点と最も高くなっています。
詳細は下記の通りです。
分類 | 問題 | 配点×問題数 | 合計点 |
---|---|---|---|
大問【1】 | 漢字読み取り | 2点×5問 | 10点 |
大問【2】 | 漢字書き取り | 2点×5問 | 10点 |
大問【3】 | 読解問題(選択式) | 4点×6問 | 24点 |
大問【4】 | 読解問題(選択式) | 4点×6問 | 24点 |
読解問題(記述式) | 12点×1問 | 12点 | |
大問【5】 | 読解問題(選択式) | 4点×4問 | 16点 |
読解問題(記述式) | 4点×1問 | 4点 |
都立青山高のグループ作成問題(H28年数学)
都立共通問題と形式が大きく異なるのがグループ作成問題の数学です。共通問題では、計算問題中心の大問【1】が40点分もありますが、グループ作成問題では25点分です。
グループ作成問題は大問【2】から【4】の配点が高くなっています。
問題形式を含め、この部分に慣れておくことが受験対策上必要です。
分類 | 問題 | 配点×問題数 | 合計点 |
---|---|---|---|
大問【1】 | 計算問題 | 5点×4問 | 20点 |
作図問題 | 5点×1問 | 5点 | |
大問【2】 | 関数グラフ(計算) | 7点×1問 | 7点 |
関数グラフ(計算) | 10点×1問 | 10点 | |
関数グラフ(計算) | 8点×1問 | 8点 | |
大問【3】 | 図形(計算) | 7点×1問 | 7点 |
図形(証明) | 10点×1問 | 10点 | |
図形(計算) | 8点×1問 | 8点 | |
大問【4】 | 立体図形(計算) | 7点×1問 | 7点 |
立体図形(計算) | 10点×1問 | 10点 | |
立体図形(計算) | 8点×1問 | 8点 |
都立青山高のグループ作成問題(H28年英語)
英語のリスニング問題では都立共通問題と同じものが使用されます。
4点×5問で合計20点分の配点も同じです。
グループ作成問題となるのは大問【2】と【3】。どちらも長文読解です。
英作文では40語以上50語程度の指定があり、配点が12点となっています。
分類 | 問題 | 配点×問題数 | 合計点 |
---|---|---|---|
大問【1】 | リスニング(選択式) | 4点×3問 | 12点 |
リスニング(記述式) | 4点×2問 | 8点 | |
大問【2】 | 読解(選択式) | 4点×7問 | 28点 |
読解(記述式) | 4点×1問 | 4点 | |
読解(記述式) | 2点×4問 | 8点 | |
大問【3】 | 読解(選択式) | 4点×5問 | 20点 |
読解(記述式) | 4点×2問 | 8点 | |
英作文 | 12点×1問 | 12点 |
なお、理科と社会は都立共通問題と同じです(グループ作成問題はありません)。
共通問題の配点、問題数については下記の記事にまとめています。
⇒ 科目別問題数、配点を過去問からチェック